睡眠の効果とメカニズム
目次
- ○ 睡眠の役割
- ・脳を休息させる
- ・記憶を定着させる
- ・身体の疲労回復
- ・免疫力の向上
- ・成長ホルモンの分泌
- ・食欲のコントロール
- ・ストレス解消
- ○ 睡眠のメカニズム
- ○ 恐ろしい睡眠負債
- ○ 睡眠の質を高めるために
- ○ まとめ
- ○ 睡眠障害や疲れが取れずにお困りの方、体験治療してみませんか?
- ○ 著者情報:この記事を書いた人
睡眠の役割
では睡眠には具体的にどんな効果があるのでしょう?
脳を休息させる
身体は休憩することで、意識的に休息をとることが出来ます。
ですが脳は睡眠時にしか休息をとることが出来ません。
(実際は睡眠時も働いていますが)
人間の中で一番大事で替えが効かない「脳」を休める睡眠は
とても大事な役割と言えます。
脳は休息中に
脳の周りに満たされている
「脳脊髄液」
という液の老廃物除去を行います。
またホルモンバランスを整えたりなどの調整も行っていきます。
睡眠不足が続くと脳の機能が低下し
廊下を早める原因にもなります。
記憶を定着させる
レム睡眠とノンレム睡眠では記憶の定着の働き方が違うと言われていて
レム睡眠の時は
エピソード記憶と言われる
いつどこでどんなことをしたかなどの出来事を定着させています。
ノンレム睡眠の時は
意識せずに覚える記憶、体で覚える記憶を定着させます。
また両方とも嫌な気を苦や思い出を忘れる効果もあります。
身体の疲労回復
多くの方が実感できるメリットが身体の疲労回復です。人の身体は起きていれば、意識しなくとも常に働いている状態になっています。
特に日中の交感神経が優位な状態だと、より活動的になります。
交感神経が優位になることで、血糖値や脈が上がり、筋肉の働きなどが活発になります。脳の集中力も上がるので、仕事が捗るというわけです。
逆に睡眠中は副交感神経が優位になります。そうなると、血圧や脈は落ち着いてくるのです。もちろん睡眠中が全部そうなるというわけではありません。
起床時間が近づくにつれて、血圧や脈は上昇していくことが確認されています。
こうして起きているときの、疲労を寝ている間に回復し、明日の準備状態に入るのが睡眠のメリットです。
免疫力の向上
睡眠をとることによって、免疫力の向上や維持が見込めます。
十分な睡眠が取れていないと、ホルモンバランスが崩れ、免疫機能の働きが悪くなってしまうのは多くの方が知っていますね。寝ないと病気にかかりやすくなるのはこのためです。
実際に風邪やインフルエンザが流行る時期なんかは、寝不足が原因でかかる方も多いと言われています。 ※1
睡眠時間が短くなると、ウィルスに感染しやすくなることも、実験で証明されています。また、予防のワクチンや薬を飲んでも、しっかりとした睡眠がとれていなければ効果が薄くなることもあるようです。
風邪をひいたら寝るというのは、こういった背景があると考えれば納得ですね。
成長ホルモンの分泌
寝る子は育つという言葉があるように、睡眠中には成長ホルモンが多く分泌されています。成長ホルモンの役割は、身体の成長や細胞の修復、代謝調節などを促すことです。
睡眠中は均等に分泌されるわけでなく、寝始めの第一周期に一番分泌されます。そのため、寝始めの睡眠の深さには特に気をつけなければなりません。
成長ホルモンと聞くと身長が伸びたり、骨格の形成だったりということに目がいきがちですよね。
しかし、大人になっても重要な役割を果たしていて、細胞の修復などに役立ちます。つまり、アンチエイジングホルモン(抗加齢ホルモン)でもあるのです。
睡眠不足になると肌の調子が悪くなっているように感じたことはありませんか?
それは睡眠時に多く分泌されるホルモンが、足りていないからかもしれません。
睡眠時にはグロースホルモンという、いわゆる成長ホルモンが分泌されます。筋肉や骨、皮膚の成長、修復には大切なホルモンで、このホルモンにより代謝が正常に機能するのです。
グロースホルモンは黄金の90分に最も多く分泌されることが知られています。
同様に生殖行動に関係するプロラクチンなんかも、黄金の90分に多く分泌されることは覚えておきましょう。
これだけではありません。他にも睡眠が影響を与えるホルモンバランスがあります。
それは食欲抑制するレプチンと食欲を増進するグレリンです。睡眠不足になると、レプチンが減少し、グレリンが増加することが分かっています。
つまり、食欲が抑えきれなくなってしまうというわけですね。そうなると当然、太りやすくもなります。レプチンとグレリンに関しては別の記事で詳しく書いているので、ぜひ読んでみてくださいね!
上記のように睡眠とホルモンバランスは密接な関係にあり、睡眠は最高の美容法だと言えるのです。
食欲のコントロール
睡眠不足によって食欲増進ホルモンのグレリンが増加し、食欲を抑制するホルモンのレプチンが低下します。当然、食欲は増進されていくわけです。
普段と運動量や活動量が変わらないのに食べる量が増えれば、体重が増え、肥満につながりますよね。
食欲が出てどんどん太っていき肥満になると、糖尿病などの生活習慣病にもなりやすくなり、負の連鎖にハマってしまいます。
食欲をコントロールし、肥満や生活習慣病を防ぐためにも、まずは睡眠時間を確保しましょう。
2-6.太りにくい身体づくりができる
「睡眠不足になると太る」というのが迷信だと考えている方もいますが、実はあながち間違いではありません。
グレリンの増加やレプチンの低下によって食欲がコントロールできなくなるのも関係しますが、日常での活動が低下し、代謝が落ちることも関係しています。
気分も上がらないから動かない、そして代謝も低下気味になるとなれば太るのは必然的。十分な睡眠時間をとることで、代謝を良くし、栄養の吸収や回復時間を効率的にすることができます。
筋肉もつきやすくなり、痩せやすい身体へと近づいていくことができますよ!
2-7.精神面が安定する
ストレス解消
睡眠は、脳や身体に直接関係することがメリットとして知られていますが、精神面でもメリットがあります。
睡眠を十分にとることによって、不安感やストレスが減ることも知られていますね。不安感やストレスが多い状態は、ミスを誘発し、さらにストレスが増すことがあり注意が必要です。
ついついネガティブに物事を考えて不安になってしまいがちなときは、睡眠時間が足りていないのかもしれません。
精神面を安定させるためにも、睡眠は大切というわけですね。不安になると眠れなくなるのか、眠れないから不安が増すのかという、鶏と卵のような議論があります。
これは、どちらが先ということはありませんが、睡眠が十分でない状態が状況を悪くすることは確か。
不安に感じる原因を突き止めて解消することも大切ですが、睡眠をきちんととって一度、頭と身体、気持ちをリセットすることも大切です。
頭と心がスッキリし、思わぬ発想がひらめくかもしれませんよ!
睡眠のメカニズム
睡眠というのは実は最初の90分が一番深く眠れ、大事な役割りをもっているそうです。
レム睡眠とノンレム睡眠というのが90分周期で起こるのですが
最初の90分が一番深く、その後の周期ではだんだん浅くなっていきます。
ですのでこの最初の90分が大事になってきます。
成長ホルモンなどもこの最初の90分に分泌されるそうなので
恐ろしい睡眠負債
睡眠の質を高めるために
まとめ
睡眠障害や疲れが取れずにお困りの方、体験治療してみませんか?
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最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたの人生が今日も明日も素晴らしいものに変わることを祈って。
著者情報:この記事を書いた人
名前:印牧 幹郎 (かねまき みきろう)施術歴12年
資格:
国家資格 柔道整復師(じゅうどうせいふくし)
さとう式リンパケアMRT基礎・応用修了セラピスト
概要
実家は祖父、父、叔父にて治療院を経営。
自身も国家資格である柔道整復師を取得後、東京・千葉・埼玉で30院の大手整骨院グループで約10年勤務し、管理柔道整復師や院長を務める。
地域医療の一端として外傷含む様々な症状を、会社独自の手技療法やオステオパシー手技を用いて年間5000~6000回を施術。
その後、保険で対応できない慢性症状に悩む患者さんを中心に施術をするために整体を営み現在に至る。
慢性腰痛・肩こり・頭痛・神経痛・変形性関節症・脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニアなど
病院で相談しても中々変わらないと悩んでいる方のちからになれるよう日夜勉強と施術の日々を送っている。