なかなか治らない腰痛について
目次
- ○ 日本人の大半がなったことのある腰痛
- ○ 腰痛のこんな症状でお悩みではないですか?
- ○ 病院で一般的に言われる腰痛の原因について
- ・診断名のつくもの(特異的腰痛)
- ・原因のはっきりしないもの(非特異的腰痛)
- ○ 病院では教えてくれない腰痛の真実
- ○ 腰痛の問題を引き起こす原因は?
- ・①疲労
- ・②姿勢
- ・③運動
- ・④食事
- ・⑤睡眠
- ・⑥ストレス
- ○ 終わりに
- ○ 中々治らない症状に諦めかけているあなたへ
- ○ 著者情報:この記事を書いた人
日本人の大半がなったことのある腰痛
腰痛とは肩こりと並んで日本人ではとても多い症状です。
老若男女誰でもなりうる上に、原因は様々でとても幅の広い症状です。
癌が治る時代に治らない症状、そしてほかの症状を引き起こす原因になる症状です。
今回はその「腰痛」についての解説をしていきます
腰痛のこんな症状でお悩みではないですか?
・じっとしていて動き出しそうとしたときに腰が痛い。
・歩いていると段々腰痛が増して立ち止まってしまう。
・長い間同じ姿勢でいると腰痛が出てじっとしていられない。
・強く痛みはしないが嫌な感じの腰痛があり疲れが抜けない。
・中腰の姿勢が多く、屈んだり、そこから起き上がるのに腰痛を感じてつらい。
・朝起きるとつらい腰痛があるが動いている間に少しマシになる。
それは腰に負担がかかっているサインです。
ほかっておくとギックリ腰やヘルニアなどに発展してしまうかもしれません。
現代人の身体のお悩みで一番多い腰痛。
現代医学はこんなに進歩しているのに困っている方が昔から多い悩みです。
病院で一般的に言われる腰痛の原因について
腰痛の原因は大きく分けて2つ
診断名のつくものと原因不明なものです。
診断名のつくもの(特異的腰痛)
診断名のつくものというのは
腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎分離症、腰椎すべり症などの
MRIやレントゲンで確認することが出来る脊椎(背骨)の変形によるものが多いです。
腫瘍などの病原もありますがかなり稀なので割愛いたします。
そして原因のはっきりする腰痛は全体の15%の割合で
原因不明の腰痛は85%に上るといわれています。
病院などの西洋医学では腰痛のほとんどの原因は「わからない」ことになります。
原因のはっきりしないもの(非特異的腰痛)
腰痛の大半を占める85%の原因不明というのは
筋肉の疲労や硬くなっているもの、筋力不足や姿勢・動き方などを無視しています。
問題があっても、それは検査で数値として出るわけではないので=「原因不明」となります
この原因不明の腰痛に対しては、
ビタミン剤、痛み止め、湿布、リハビリ、酷ければブロック注射などを行われることが多いです。
原因が不明なため手術はできません。
ですがどれも今ある症状を無理やり収めるもので、体を治すものではありません。
なかなか治らない腰痛で来院される患者様は、こういったことを知らずに何となく通っている人が多くいます。
病院では教えてくれない腰痛の真実
もう一つあまり知られていない真実があります。
それはヘルニアや狭窄症、椎間板がすり減っているなどの
原因と思われるものが検査上見つかっても、それが今の痛みの原因とは限らないということです。
病院では検査で変形が見つかると、あたかもそれが原因のように言われます。
・ちょっとヘルニアがある。
・椎間板(軟骨)が薄くなっている。
・背骨の間隔が狭まっている
原因についてこういう説明を受けている患者様はとても多いです。
ですが無症状のヘルニアなんてたくさんありますし、
軟骨が多少すり減った程度で腰痛になるなら、
年を取れば100%腰痛になってしまいます。
もちろん動けないぐらい痛い場合など背骨の変形の腰痛はあります。
ですが手術が必要と言われても、筋肉や姿勢の調整で治る場合もたくさんあるということは
実体験からの紛れもない事実です。
ただし動けないぐらい痛い、押すことが出来ない場合や、糖尿病など他の病気に起因するものは
整体では適応外になります。
※病気による筋緊張を緩和させて軽減できる場合はあります。
腰痛の問題を引き起こす原因は?
①疲労
筋肉は疲労することにより力を十分に出すことが出来なくなります。
人間は体を起こしているだけでも筋肉に力が入っていて重力から体を支えています。
仕事や趣味、家事などの日常生活によってこの抗重力筋に過負荷がかかる、
もしくは持続的に負荷がかかると疲労がたまっていきます。
疲労がたまり身体を支えきれなくなると姿勢が崩れ身体がゆがみます。
そうしてまたほかの筋肉に負担がかかり、負の連鎖が始まります。
②姿勢
筋肉に疲労がたまりゆがんだ姿勢は
各関節に負担をかけ、
内臓を圧迫します。
ゆがむと体がまっすぐ動かないので、
スムーズに動く健康体に比べて、
多くの力が必要になるので疲労の度合いも増します。
さらに
関節にまっすぐ体重がかからなくなり一か所に負担が集中しやすくなる。
バランスをとるために、がに股やO脚などの立ち方や歩き方に悪影響が出る。
片側に体重が寄った状態を続けていると軟骨がすり減り変形性の疾患(ヘルニアや脊柱管狭窄症など)になる。
一度ゆがんだ姿勢は治すのに時間がかかります。
③運動
運動はやりすぎの場合とやらなすぎの場合があります。
やりすぎの場合というのは
・スポーツに熱中している。
・運動は体に良いからと何万歩も歩いたり、
・ジムでエアロビクスみたいなのをやって
・逆に身体を痛めてしまっている場合です。
逆にやらなすぎの場合は
・運動不足による筋肉の弱体化。
・全身の血流が滞りやすくなり回復が遅くなる。
筋肉が衰えるとすぐ支えきれず①②のようになりやすくなります。
たまに
「私は〇〇の運動をしているのに全然よくならない」
「この運動はずっとやってきているから私には負担にならない」
という人がいますが、
・やりすぎ、
・運動が合っていない、
・運動はするけどストレッチなどをしていない
などが原因で身体を自ら壊している人です。
逆に、
「私は何もしていない」
という方もいますが、
・動かないせいで筋肉が弱体化
・日常に溶け込みすぎて悪いと気づいていない
・日常の変化に鈍感
等に当てはまります。
必ず身体が悪くなるには原因があります。
改めて自分の生活を見直しましょう。
④食事
身体を修復したり作るのは食事から摂取する栄養素です。
ビタミンやミネラル、たんぱく質などいろいろなものがありますが
一つ一つに役割があり良い身体を作るためには偏りの無いバランスのとれた食事が必要です。
例えば神経の修復にはビタミンB12が効果があり
お医者さんでもメチコバール(ビタミンB12)などが処方されます。
骨を強くするためにはビタミンDが必要ですし、
筋肉をつけるにはたんぱく質を摂取すると良いでしょう。
サプリメントで補うという人も多いですが、自然食品からとる方が好ましいです。
またコンビニやスーパーなどの加工食品よりも野菜や肉を自分で調理したものの方が
余分な添加物などが入っていない分良いとされています。
また旬のものは栄養価が高く手おすすめです。
バランスの良い食事は身体を維持するのに役立ち
バランスの悪い食事は身体を回復できずらくします。
⑤睡眠
人は基本的に寝ている間にからだを回復させます。
睡眠障害がある人は疲労が取れず修復もうまくいかないので症状が慢性化しやすくなります。
睡眠障害にはいくつか種類があり
・なかなか寝付けない
・何回も目が覚める
・睡眠の質が悪い
等が多くある症状になります。
夜なかなか睡眠が確保できない場合は昼に睡眠をとって補うことも有効です。
トレーニングにしろストレッチにしろ他の体を良くすることをやっていても
身体を直接修復するのは睡眠時の体の回復力になるのでとても大切です。
基準としては
・睡眠時間の長さ
・睡眠の質
・途中に起きる回数
等で自分の睡眠がどうなのか判断しましょう。
少し基準のあいまいな睡眠の質に関しては
・朝起きたときに「よく寝たっ!」という充足感があるかどうか
・日中にぼーっっとしたり、眠くならないかどうか
で判断するとわかりやすいと思います。
他の項目に関しては体にかかる負担の問題ですが、
睡眠は身体を修復する回復力の問題になり、
それだけ重要な項目です。
⑥ストレス
ストレスは様々な影響を及ぼしますがとても判断が難しい要因です。
というのも人によってストレスを感じる度合いが全然違うからです。
自分ではこれぐらい大丈夫ということでも、人によってはとても気にしたり。
コンプレックスやトラウマなどの影響によってもかなり差が出ます。
また、自分ではストレスと思っていなくても無意識にストレスを感じていたりする場合もあります。
さらに外的要因と内的要因があり
外的要因とは他人から言われた、されたなどの近年ではハラスメントと呼ばれるようなもの。
内的要因とは自分で思い込んでしまうものです。
外的要因はわかりやすいのですが、内的要因は自分で気づくしかありません。
例としては
「きっとこう思われてる」「自分はダメだ」「自分なんか」などちょっとした物事を悪い方に自分で考えてしまう被害妄想。
「しっかりしなきゃ」「失敗できない」「自分はこうあるべきだ」などと考えてしまうプレッシャーなどです。
精神的ストレスは肉体にもホルモンバランスや自律神経の乱れを引き起こし
それは内臓の働きに影響し身体の調子を崩します。
終わりに
腰痛は私たちの生活にとてもなじんでいる症状です。
まだ大丈夫と思っているうちにどんどん蓄積し
気が付かないうちにからだをむしばんでいきます。
日頃から疲れをためない良い生活習慣を身につけることで
加齢とともに出る体の不調を予防することが出来ます。
今の体の健康も大切ですが未来のために今のうちから体づくりを進めていきましょう!
中々治らない症状に諦めかけているあなたへ
今回は最も多い症状
「腰痛」についてお話ししました。
自分で行うストレッチや体操などもとても大切ですが
身体の構造上どうしても伸ばせない場所
動かしにくい場所というものが存在します。
それは関節のキワや、大きく動かせない関節の奥などです。
また整体を行いながら自分でケアができるととても効果的です!
詳しくお話を聞いて治したいという方向けに
津田沼ドレミ整体院では
体験治療を行っております。
➡身体の不調を治したい体験治療
本気で身体を治したいという方は一度ご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたの人生が今日も明日も素晴らしいものに変わることを祈って。
著者情報:この記事を書いた人
名前:印牧 幹郎 (かねまき みきろう)施術歴12年
資格:
国家資格 柔道整復師(じゅうどうせいふくし)
さとう式リンパケアMRT基礎・応用修了セラピスト
概要
実家は祖父、父、叔父にて治療院を経営。
自身も国家資格である柔道整復師を取得後、東京・千葉・埼玉で30院の大手整骨院グループで約10年勤務し、管理柔道整復師や院長を務める。
地域医療の一端として外傷含む様々な症状を、会社独自の手技療法やオステオパシー手技を用いて年間5000~6000回を施術。
その後、保険で対応できない慢性症状に悩む患者さんを中心に施術をするために整体を営み現在に至る。
慢性腰痛・肩こり・頭痛・神経痛・変形性関節症・脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニアなど
病院で相談しても中々変わらないと悩んでいる方のちからになれるよう日夜勉強と施術の日々を送っている。